OBSなどの配信ソフトを必要とせず、ブラウザだけで配信ができる「kululuLIVE ブラウザエンコーダー」を利用できるようになりました。
従来はどう頑張っても配信できなかったChromeOS(ChromebookやGIGAスクール端末など)で配信が可能になります。
もちろんWindowsやMacOS、スマホやタブレットでも利用でき、宗教上の理由でOBSやアプリが利用できない方もお使いいただけます。
配信枠を取得し、メニューから「ブラウザエンコーダー」を開きます。
開いたブラウザエンコーダーで「プッシュ接続開始」を押します。
ブラウザのパーミッションを適切に許可すると、オーディオデバイスとビデオデバイスの選択画面が表示されます。
端末のカメラで現実世界を配信したい場合はカメラを選択し、端末の画面を配信したい場合は「スクリーンをキャプチャする」を選択します。
※モバイル端末ではOSの仕様上、「スクリーンをキャプチャする」は使用できません。映像はカメラのみになります。「スクリーンをキャプチャする」を使用したい場合は、アプリ版をご利用ください。
※スクリーンキャプチャとマイクを選択した場合、ステレオミキサー機能によりマイクからの音と端末の再生音はミキシングされます。
自動的にプッシュ接続がはじまります。あとは、通常通り公開配信に切り替えられます。
配信映像にはkukuluLIVE Overlayが自動的に合成され、コメントなどのオーバーレイを有効にすると配信映像に合成されます。
OBSの時のような追加設定は不要です。
https://live.erinn.biz/login.live.overlay_config.php?tab=fcsスマホやタブレットなどのモバイル端末では、アプリ版と同様に画面下半分にコメントが表示されます。
コメント欄の設定から読み上げ機能が利用できます。
アプリ版同様に、ブラウザエンコーダーが最前面でなければ映像音声が送られませんが、アプリ版と異なりすぐにプッシュが切れることはありません。
通常のプッシュ接続とは異なり、ブラウザエンコーダーはWebRTC(WHIP)でサーバサイドエンコーダーと接続します。
サーバー側でRTMPのHEVCに変換したうえで代理プッシュします。
このため、スペック的や回線的に不安定でフレームドロップが多い環境でも接続が切れにくくなっています。
RTMPでは13秒無通信で切断しますが、WHIPでは3分まで許容します。
・外出先でPCや専用配信機器を経由してプッシュしている場合、このブラウザエンコーダーに置き換えが可能な場合があります。
・モバイル環境でもkukuluLIVE Overlayが使用できます。
・配信枠が変わっても同じURLで接続できます。