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2020, 02/05 18:15 (1713day) Posted | 1712day Updated
kukuluLIVEでは、配信ネットワークの負荷に応じて30秒単位でサーバを動的に増減させており、
スパイクに備えて個々の収容率は限界の5割程度にとどめているため、
基本的にサーバ側の負荷により視聴が「重くなる」といったことはありません。

特定の配信のみ、映像が止まったり、バッファ待機が頻繁に発生する場合は、
配信者のOBS(エンコーダ)の設定が原因である可能性が高いです。

特にパソコンのスペックギリギリの設定にされている環境では、
設定直後は正常に動作していても、重いゲームを起動すると予期しないタイミングで問題が発生することもあります。

配信者さんは、下記の設定を今一度ご確認のうえ、余裕のある設定をお願いします。



1: エンコーダ設定
「x264」はソフトウェアエンコードのため激重です。
できる限りハードウェアエンコードを使用してください。
環境により異なりますが「NVIDIA NVENC H.264 (new)」、「H264/AVC Encoder (AMD Advanced Media Framework)」、「QuickSync H.264」がハードウェアエンコードです。
より新しいOBSでは、より軽量かつ高画質なハードウェアエンコードを使用できます。古いOBSをご使用の場合は最新版への更新もお勧めします。

2: ビットレート設定
高すぎると通信安定性が損なわれますが、低すぎてもエンコード負荷が増大します。
「1500~3500Kbps」程度に設定されることをお勧めします。

3: プリセット(CPU使用のプリセット、ターゲットの使用法など)
上記エンコーダ設定が「x264」の環境において、プリセットを「slow」寄りに合わせると激重になります。
当該環境では高くとも「faster」、標準的なスペックであれば「veryfast」程度に設定してください。
ハードウェアエンコード環境においては、プリセットを上げても安定性は損なわれませんが、
できる限りレイテンシやパフォーマンス寄りの設定をお勧めします。

【Q&A】

Q. 他の配信サイトでは問題がなかったのですが、kukuluLIVEではなぜ設定にマージンが必要なのですか?
A. kukuluLIVEでは遅延が最短0.5秒の超低遅延配信を実現しているため、ほんの少しの処理遅延でもバッファがゼロになり、再生が中断します。
他の配信サイトでは平均10秒ほどの遅延(バッファ)があり、その間に処理遅延を吸収できるため、スペック不足が表面化しにくくなっています。

Q. ハードウェアエンコードを使用すると画質が低下するのでは?
A. ソフトウェアエンコードよりも画質は低くなりますが、ビットレートを2割程度上げることで大抵の場合カバーできます。

Q. ハードウェアエンコードを使用するとゲームの動作が遅くなるのでは?
A. 生放送のエンコードはGPUを全力で回すことはありません。高くても最大負荷の10%程度です。
大抵の環境においてはほとんど無視できるレベルです。

Q. タイムシフトが正常に再生できないことがあるのも同じ原因ですか?
A. 多くの場合、原因は同じです。タイムシフトは標準ではエンコードなしで提供していますが、
データに不備を検知した場合のみ再エンコードを行ってから提供しています。
このため、スペック不足はタイムシフト提供までの時間が延びたり画質が低下する原因になります。

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